
京都の一乗寺。歴史好きな方は「一乗寺下り松」といえば宮本武蔵と吉岡一門の決戦の地ですね。
一乗寺・修学院の地はいわゆる鬼門の方向にあたり、都の喧騒や圧迫から逃れてきた人たちの隠棲の地でもあった
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おしゃれな雑貨や本屋さんがある横で、「激安大放出」と赤い手書きで書かれたバイク屋さん。そして有名なラーメンストリートでもある。
表と裏がいっしょに混じっている街の雰囲気が好きです。
そんなところにある恵文社。
世界でもっとも素晴らしい本屋10店のうちのひとつ
イギリス紙で特集された世界の美しい本屋10選に日本から1店選ばれた本屋さん。
本屋さんは図書館とも違って、私的だけど公共的な不思議な空間です。
ひたすら売れるものが並んでいる本屋さんには行かなくなって久しいのですが、学生時代からこちらのチョイス、世界観が好きで通ってしまいます。
この日は仕事関係の参考資料を探しに。
ある意味ここなら、いやここにはあるんじゃないか。そんな気持ちでやってきました。
自分の感度にあう書籍がたくさん

ソトコトやTURNSが平積みされているのがうれしい。そしてその横には「社会的処方」「愛される街」。
この日のソトコトは続SDGs入門。今年はSDGs関係の仕事の話がきているのでおもわず購入。
ソトコトが欲しくて来たわけじゃないのですが、こういう思わぬ出会いが本屋さんの書棚の良さですよね。

店内を見ていると迫力あるおばあちゃんの顔。イケてるなーと思ってる長野のフリーペーパー「鶴と亀」の写真集。
このフリーペーパーが欲しくて、置かれている長野の実家近くの佛壇屋さんをわざわざ訪ねて、「こんなのだけもらいに来る人いるんだねー」と5冊もくれた思い出があります。
これが平置きでプッシュされている本屋さん。

兼松さんの「beの肩書き」の横に、藤本さんの「場づくりという冒険」。
藤本さんは先日、下記のイベントにゲストでお越しいただき、「公共性」についての議論をしました。
藤本さんとはもっと深く話したかった。
目当ての本も購入

今回はまちの情報紙をたくさん購入。
地域の魅力を発信していく情報誌には様々な種類があります。
恵文社ではZINE(個人でつくった本)も置いてくれています。
今年は、とある地域の情報誌作成の仕事をご依頼頂きましたので、いろんな地域の情報誌を眺めながら考えていました。
流行っているものを斜めに掴んでいくなら、ネットカフェの雑誌コーナーなどで十分です。
自分の感度の書棚から、新しい感度へつないでくれるような橋渡しをしてくれる本屋さんあってくれるのは本当に幸せなこと。

文化的な行動をした後にはジャンクでドロドロなつけ麺を。