
新型コロナウィルスにより、飲食店をはじめとして多くの店舗が休業に入っています。
「スターバックス コーヒー ジャパン」(本社:東京都品川区)は、4月20日より「特定警戒都道府県」として新たに指定された北海道、茨城県、石川県、岐阜県、愛知県、京都府内のスターバックス コーヒーの店舗(一部を除く)の休業を16日に発表した。
https://www.lmaga.jp/news/2020/04/113394/
大学生のアルバイトとして人気のスターバックスも休業。
日本マクドナルドは4月20日午前5時から順次、全時間帯で一部店内客席の利用を中止する。対象店舗は、政府による緊急事態宣言の全国拡大発令と合わせて指定された「特定警戒都道府県」対象地域13都道府県の「マクドナルド」のうち、臨時休業店舗を除く全店舗。
https://www.ssnp.co.jp/news/foodservice/2020/04/2020-0419-1837-15.html
マクドナルドも休業。
この2店舗が休業すると、「フリーWifiを使ってたのに!」という中高生も多そう。
実家の家計の激変、アルバイトの減少、オンライン化のための設備等、お金の悩みで「大学を続けるのか」を考えてしまう方もいるかもしれません。
そのような大学生は、授業料減免制度の活用・大学独自の対応をしっかりチェック・給付奨学金の検討などを、まずは考えてほしいと思います。
目次
2020年4月からスタートしている授業料減免制度
文科省は4月1日から、大学や高等専門学校などの学費の負担を減らす新制度をスタートさせました。
大学生に限らず専門学校生なども含まれます。
NPO法人あっとすくーるの渡さんが詳しく解説している記事があります。
最大で年96万円の支援を受けられる可能性があるので、新制度を知らない学生さんはぜひこちらを確認してください。
大学無償化とは?2020年4月開始の制度概要を学習塾npo代表が解説
こちらの制度、意外と知らなかったという声をたくさん聞きます。
各大学独自の緊急対応制度をしっかり活用する
各大学が新型コロナウィルスによる影響に対して様々な対応を行っています。
従来も震災や水害などによる家計激変などに対して、様々な対応がとられていましたが、今回はそれ以上の対応をする大学も多くあります。
新型コロナウイルス禍に対する明治学院大学の対応について
経費負担を少しでも軽減し、学修環境全般を整えていただくための緊急支援として、奨学金積立額より在学生全員に一人当たり一律 50,000 円を支給いたします。
https://www.meijigakuin.ac.jp/news/archive/attachment_file/2020/20200421covid-19.pdf
例えば、明治学院大学は上記のような意欲的な支援を行っています。
このやり方には賛否両論ありそうですし、どの大学でもできることではないかなと思います。
しかし、学生さんの立場に立ったときには、ありがたい取り組みだと思います。
このような情報が学内のポータルやメールを通してお知らせされると思いますが、「学内ポータルなんて開いたこともない」という大学生もいるかもしれません。
見逃していた!ということのないように、まずは通っている大学の各種制度のチェックが必要です。
頑張る大学生は返済不要の給付型奨学金という可能性も
給付奨学金ー家計急変(日本学生支援機構)
学生支援機構の奨学金は一度は耳にした方もいると思います。
家計急変があるみなさんには貸与だけでなく給付型の奨学金もあります。
対 象:新型コロナウイルスなどによって収入減少があった学生
給付額:区分によって変わります。(最大75800円/月)
がんばれ!日本の大学生 応援給付金(キーエンス財団)
こちらは1000名を対象にした大規模な給付型です。
対 象:大学新2,3,4年生
給付額:30万円
募 集:1000名
マース奨学財団
こちらは大学の限定で、大学を通した応募が必要ではありますが、毎月定期的に給付してもらえるタイプです。
対 象:1,2,3,4年生
給付額:5万円/月
募 集:50名
追記:Noteでこれらの奨学金に加えてさらにまとまっている記事を教えて頂いたので以下も参考にしてください。
まとめ
キーエンス財団やマース奨学財団などは、「本当に苦しい!」とまでではないが「実家に迷惑をかけないように大学生を続けたい」というラインの大学生でも、応募ができる可能性があります。
その他にも給付型の助成金でまだ応募ができるものは他にもたくさんあります。
バイト代激減、学生困窮 食費1日300円でしのぐ 学費払えず退学視野
大学生のしんどい状況がニュースにもなっています。
また、それらの声を社会へ訴える大学生たちもでてきています。
大学生の状況への声も出てくる中で、大学の窓口をはじめ、相談できる方にぜひ相談をして、学びを諦めないでほしいなと思います。